税務調査はいつ頃入りやすいのか?

経営者同士の雑談で税務調査が入りやすい時期とか、この時期は入りにくいなど様々な情報は出ていますが、それらは税務署内の年間カレンダーを推測して考えています。ここでは一般的に税務調査が入りやすい時期を解説します。

調査は定期的に入るのか?

税務調査は一般的に3年に一度程度入ると言われています。しかし、最近では企業数に対して、税務署員の数が少ないという理由から、5年~6年に一回というサイクルに変化してきています。しかし、初めての調査で悪質な脱税や、調査内容が非常に悪かったという企業は不規則に調査が入る可能性もあります。税務署も追徴で税金が絶対取ることが出来ないような所に調査に行っても意味がありません。いろいろな情報から調査対象を絞っているので、業種や売上げ規模によって、調査が頻繁に行われる会社もあります。

調査が行われる月は決まっているのか?

税務調査が行われる時期というのは、だいた秋にピークが来ます。なぜなら税務署では7月に人事異動が行われ、事務の引き継ぎ等が発生するので、この時期は調査はあまりありません。人事異動が終了し、8月の夏休みが終わった頃から調査のピークということになります。ですから、調査が一番多い時期は9月~2月頃かと思います。特に9月頃の調査は税務署員も初めの調査ということもあり、気合が入っている調査と思っていいでしょう。
また2月以降の調査では、9月~2月でノルマを達成していない部分を補うための目的が強いため、この部分の調査にも最後の追い込みの気合が入っていると思っていいでしょう。